スリランカの熱帯建築家・ジェフリーバワのホテルで最高建築と言われる「ヘリタンスカンダラマ」。
驚きと安らぎに満ちた魅力的なホテルですが、少なからず辺鄙な場所にあります。
この記事は、そのロケーションやアクセスについて書いています。
ヘリタンス カンダラマの場所
ヘリタンス・カンダラマは、スリランカの人気観光地「ダンブッラ石窟寺院」と「シギリヤロック」の間に位置します。
同じく世界遺産の聖地アヌラーダプラ（約75km／車で1時間45分）や古都ポロンナルワ（約80km／車で2時間）にも日帰りで行けてしまう距離にあります。
それぞれの位置関係は、ざっと以下の地図のような感じです。
コロンボからヘリタンス・カンダラマへの道
コロンボ（空港）～ダンブッラへ向かう道。ヘリタンス・カンダラマに到着する直前までこのような舗装道路が続く。
コロンボ空港（ニゴンボ）から車やバスで約３時間半～４時間）。
コロンボ市内中心部からは車やバスで約４時間半～５時間）くらい。
コロンボ空港から行く際には大型車が通行する幹線道路をひたすら走ります。
結構な長い距離と時間です。
残念ながら、ホテルが提供する無料サービスとしてのコロンボ空港（ニゴンボ）からの送迎はありません。
また、ホテルは路線バスが止まるような場所ではなく、森の中の目立たない場所にあります。
ヘリタンスカンダラマ・ホテルの少し手前の道。幹線から抜けて未舗装道路へ5分くらい車で走ると到着。ホテルは森（ジャングル）のような場所の中にあります。
ヘリタンス カンダラマへの行き方､アクセス：２つの方法
アクセスは大きくわけると２つになるでしょう。
公共の路線バスや列車などで近郊の有名観光地（シギリヤやダンブッラ）まで行き（通常１泊）、そこからスリーウィラーでヘリタンス・カンダラマへ行く
不便で時間効率や良いとは言えず、少なからず疲れがたまるのが難点です。
それも旅の楽しみと思える場合は、良い方法です。
空港からタクシーを使う、または、旅行会社などを通して専用車などを手配しておく
料金的には高めですが、一度車に乗ってしまえば、あとは到着を待つだけ。時間も短縮でき、疲労も軽減できます。
《方法１》公共の路線バスや列車利用（有名観光地経由）
公共の路線バスや列車などで近郊の有名観光地（シギリヤやダンブッラ）まで行き、そこからスリーウィラーでヘリタンスカンダラマへ行く方法です。
この場合、移動の時間帯によっては有名観光地の近くの街で１泊必要になることでしょう。
＜往路の例＞
コロンボから電車でキャンディ（キャンディ１泊）。
翌日、公共路線バスで、シギリヤへ。
シギリヤからはスリーウィラーでヘリタンス・カンダラマへ。
＜復路の例＞
ヘリタンス・カンダラマからトゥクトゥクで、ダンブッラへ。
⇒公共路線バスでダンブッラからコロンボへ。
スリランカでは「スリーウィラー」というがあります。
一般的に「トゥクトゥク」などとも言われる自動三輪車（バイクタクシーみたいなもの）です。
▽スリーウィラーはこんな感じです▽
スリーウィラーは、後部座席に人間２名分のスペースしかなく、大きなスーツケースを持っている場合、一人しか乗れない点も注意が必要です。
また、ご覧のとおり、屋外吹きさらしのオートバイ感覚の乗りもの。
高速道路のようなスピードで３～４時間も幹線道路を走って移動するには、あまり適しているとは言えなさそうです。
（スーツケースなどの大きな荷物がないときの短距離移動には便利ですが）
《方法２》空港のタクシーや専用車でダイレクトに行く
一番簡単で、安心できる方法です。
特にコロンボ（空港）へ夜に到着し、そのままヘリタンス・カンダラマへ向かう場合は時間帯が遅く暗くなるので、安心感、安全性は重要かと思います。
コロンボの空港からセダン・タイプ（３～４人乗り）のタクシーを利用する方法があります。
ただ、一人旅の場合は少し不安があり、避けた方がいいかもしれません（特に女性）。２～３人以上でしたら割り勘にできて費用面でもよく、安心ですよね。
もしくは日本の旅行会社や現地送迎サービスの例などで、予め専用車をチャーターしておく方法は、より確実で安心な方法でしょう。
特に人数が４～５人などで多めの場合はジャンボタクシーみたいなヴァン・タイプの１台を貸し切ることができます。
なお、深夜移動を避けたい場合、スリランカ到着日は、ニゴンボ空港周辺やコロンボ市内に宿泊し、翌日ヘリタンス・カンダラマへ向かう方法も検討したいところです。
▽ヴァン・タイプの観光用の専用車▽
ヘリタンスカンダラマの前にて。スリランカではこのタイプの車両を予めチャーターしている観光客は多く、旅行会社の少人数旅行のパックツアーでもこのタイプの車両利用が多い。
ヘリタンス・カンダラマから近郊のダンブッラやシギリヤへの観光は、スリーウィラーも便利です。
有名観光地や主要ホテルの前では、観光客目当てのスリーウィラーが待機していることが多いでしょう。
ヘリタンス・カンダラマにて待機していたスリーウィラー
ヘリタンスカンダラマからの観光例（現地ツアー）
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