熱帯建築家・ジェフリーバワのホテルの最高建築と言われるスリランカのヘリタンスカンダラマホテル。
せっかく素晴らしいホテルなので、食事・レストラン、施設も思いっきり堪能したいところ。
ヘリタンス・カンダラマ内で食事や施設利用の参考情報をまとめています。
ヘリタンス・カンダラマのレストランと食事
カンチャナ レストラン(シギリヤウィング6階)
朝食はシギリヤウィング6階の「カンチャナ(KANCHANA )レストラン」。
このホテルのメイン、看板レストランです。
インテリアが独特で、金色の葉っぱがついた木のオブジェは、バワ御用達の芸術家、ラキ・セナナヤケ作品。
レストランの両側一面がガラスになっており、森林やカンダラマ湖の景色が美しかったです。
朝日が左斜めの方向から差し込み、レストラン全体がオレンジ色に染まった姿も素敵でした。
(日の出から30~60分後の時間帯)
朝食内容はスリランカ名物のカレー。たくさん種類があり、いろいろ試したくなります。
スリランカ料理以外にソーセージやハムなど、定番の洋食も。
できたてのパン。これはおいしかったです。種類が充実していて、すべてを食べきれないくらいなのが残念。
サラダやフルーツの種類も充実していて、見た目もおしゃれなものが並んでいます。
屋外にアクション・キッチン(その場で作ってくれるサービス)もあり、オムレツや卵焼きなどオーダーできます。やはり出来立てはおいしいです。
夕食は、日替わりのテーマ・ビュッフェ。
このレストランは、基本、ビュッフェレストランですが、昼食はお客様の多少により、ビュッフェの時とセットメニューの時(お客様が少なめのとき)があります。
下の写真はセットメニューのときのランチ。
スープやメイン、デザートはいくつかの選択肢の中から選べる方式でした。
軽めの3コースのセットメニューで食べやすく、パンが付いて日本円換算で2300円ほど。
スリランカ風味の洗練された料理で味も良く、ホテルの食事としてはリーズナブルなのが嬉しいですね。
スリランカの街中ではツーリスティックな食事が多い中、このホテルの食事の満足度は非常に高かったです。
ヘリタンスカンダラマはロケーション的に、そして体験的にも、食事のためだけでなく宿泊とセットで考えるのがおすすめです。
ドレスコード(服装の目安)について
カンチャナ レストラン(シギリヤウィング6階では、一応、夕食についてはドレスコード(服装の目安)があり、「スマート・カジュアル」となっています。(ホテルの fact sheet に「Dress code for dinner is smart casual」と記載あり)
「スマートカジュアル」はドレスコードの中でもっともゆるいもので、「くだけすぎない、ラフ過ぎないカジュアル」といったところです。
たとえば、Tシャツやタンクトップ、ジーパンや短パン、短すぎるスカートは避けた方がよいでしょう。
実際には、厳しくチェックしているわけではないので、あくまでエチケットとして、雰囲気を楽しむための服装の目安という感じでとらえるのがよいでしょう。
カルディヤ レストラン(シギリヤウィング7階)
カルディヤ(KALUDIYA)レストラン(シギリヤウィング7階)
こちらは7階のアラカルトレストラン「カルディヤ(KALUDIYA)」です。
席数が少なく、全体として6階のカンチャナレストランよりも落ち着いていて、静かでした。
ドレスコードは特にありませんが、上記のカンチャナレストラン同様、ラフ過ぎる格好は場に浮いてしまうことがあるので避けた方がよいでしょう。
アラカルトレストランですが、団体ツアーの予約などが入っていることもあり、空席がないこともあるそうです。
このレストランでの食事を考えている場合、ホテル到着後、事前にテーブル予約しておくことをお勧めします。
このカルディヤレストランは、もともとジェフリーバワが「バー」として設計した場所です。
それを改装し、現在、アラカルトレストランとして使用されています。
そのため、少し薄暗い部屋で、バーカウンターなどに当時の名残りがあります。
下の写真はバワが大切にしていた「アンティーク家具」をワインセラーとして利用しているもの。
スリランカ名物、ジンジャービア(Ginger Beer)。
ビアとは言っても、ノンアルコール。ショウガの炭酸飲料です。
ジンジャーエールよりも、生姜の風味、天然の生姜の味が強めの飲みものでした。
こちらはジェフリーバワの好物だった「ライス&カリー」。
8種類くらいの具や香辛料、付け合せをライスの周りに盛り付け、混ぜて食べるもの。
カリーとは言っても、いわゆるカレーとは味がかなり異なりますが、おいしかったです。
カンチャナ ラウンジ(シギリヤウィング6階)
カンチャナ(KANCHANA)ラウンジ(兼カフェ・カチチャン)
ロビーのような場所にあるオープンスペースのラウンジ。南国風のソファーがすわり心地がよく、リラックスできます。
夕食後、この6ラウンジ「カチチャン・カフェ」で、無料の紅茶サービスを楽しみました。
カチチャン バー(シギリヤウィング5階・ロビー)
カチチャン (KACHCHAN)バー(シギリヤウィング5階・ロビー)。チェックインの際の待合場所となるロビーエリアと隣接したオープンスペースです。
個室ではない公共スペースに設けられたバーで、解放感があります。
これはバワの設計当時のものでなく、現在の7階のカルディヤ・レストランにあったバーが、改装時にここへ移されたものです。
ヘリタンス カンダラマのプールは3つある
ヘリタンスカンダラマ内にはの3つのプールがあり、それぞれに異なる特徴があります。
是非、水着を用意し、時間があれば、プール体験も楽しい思い出になること間違いなしですね!
岩をコーティングしたカルディヤプールから、カチチャンプール(インフィニティープール)を見た風景。
カチチャン プール(シギリヤウィング5階)
メインのインフィニティプール。5階ロビーフロアの目の前です。カンダラマ湖が一望できる場所です。
「インフィニティプール」とは、エッジを水平線のように切ってあり、海や湖を借景に水面が一体化したように見えるプール。
世界ではじめてインフィニティプール(ヘリタンス・アフンガッラ)を作ったのはジェフリーバワです。
エッジ(縁)の先の湖とつながっているようにデザインされたインフィニティプール。
プールサイドにホテルスタッフが常駐しており、無料でバスタオルを借りることができます。
プールから向かって建物側に階段を下り、建物へ入ったところのすぐの場所に「トイレ兼シャワールーム」があり、「着換え」もそこで可能です。
プールへ行く際は、履きなれたクロックスなどがあれば、濡れても気にならず、便利です。
部屋にはスリッパは標準装備でなく、お願いをすれば「布製」のスリッパを部屋まで持ってきてくれます。
カルディヤ プール(シギリヤウィング6階)
プール名のカルディヤ(KALUDIYA)は「黒い水」の意味。
5階のカルディヤプールから歩いて行くこともできますし、シギリヤウィング6階から直接行くこともできます。
このプールがすごいのは、岩の表面をコーティングして、そのままプールの地面として利用しているところです。
これぞまさにジェフリー・バワ!!大胆な発想。
ラシュミ プール(ダンブッラウィング2階)
「ラシュミ」とは「太陽光線」の意味。
こちらはダンブッラウィングの一番奥の端。2階または3階から行くことができます。
シギリヤウィングのロビーフロアから徒歩4~5分かかる、離れた場所にあります。
場所が離れている分、ゲストが少なく、人目を気にせずにくつろげる場所です。
3つの中で一番サイズが大きく、このプール側に日が沈むので、夕方の時間も暖かく過ごせるのも特徴です。
このプールサイドにもホテルスタッフが常駐しており、タオルを無料で借りることができます。
ヘリタンス カンダラマのスパ
ヘリタンスカンダラマには以前「COCOSPA」が入っていましたが、その後、「SIX SENSES SPA」に変わったとのこと。
シギリヤウィングの一番端。6階にあります。
SIX SENSES SPAでも、伝統的なアーユルヴェーダ風のマッサージからスウェーデンのアロマセラピーまで、豊富なメニューの中から施術を受けることができるようです。
リラックス・スペース。いい匂いがします。非日常的な空間でリラックス。
実際の各部屋での施術はこのエリアの室内にて。
スリランカの街中ではツーリスティックな食事が多い中、このホテルの食事の満足度は非常に高かったと思います。
ただ、ヘリタンスカンダラマは、せっかくなので食事のためだけでなく、宿泊もおすすめです。
ヘリタンスカンダラマからの観光例(現地ツアー)
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