台湾

台中(台湾)で有名な建築おすすめ5選・マップ付:安藤忠雄、伊東豊雄オペラハウス等

台湾は現代建築の宝庫。日本とは建築法規が異なることからも、より幅広い最新建築が建造され、日本人建築家が設計した建築物も多くあります。

台湾の観光旅行に加えて、台湾建築ツアーも人気があります。

台湾の台中で見られる比較的新しい有名建築を集めました。

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東海大学チャペル(設計:イオ・ミン・ペイ=貝津銘) 地図❶

東海大学チャペル/台中(台湾)

東海大学チャペル(出典:https://church.oursweb.net)

中文表記:東海大學基督教會

東海大学の路思義教堂(The Luce Chapel=ル・ルーシー・チャペル)は、奇妙な形をした礼拝堂。柱を1本も使わず、屋根そのものが建築自体を支える仕組みで作られているのだそう。

設計した建築家はイオ・ミン・ペイ(貝津銘=Ieoh Ming Pei/1917年4月26日-2019年5月16日)。イオ・ミン・ペイは中国系アメリカ人建築家。17才の頃に渡米し、102才で他界するまでアメリカで人生を送りました。

1983年には建築界のノーベル賞とも称さるプリツカー賞受賞。パリの ルーヴル美術館のガラスピラミッドを設計した建築家として有名である。

東海大学チャペル/台中(台湾)

©東海大學基督教會

台湾の東海大学は、台湾の国民党が国共内戦により遷台した後、中国大陸から逃れてきたキリスト教系大学の関係者が台湾で大学を復校させようとしてできた。

1955年設立当時は文学部と理学部のみだったが、現在は6つの学部、33の学科があり、台湾で最も有力な総合大学の1つ。歴史のあるミッション系(キスト教系)の大学として、その地位を確立している。

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台中オペラハウス(設計:伊東豊雄) 地図❷

台中オペラハウス/台中(台湾)

台中オペラハウス©Fcuk1203

中文表記:台中国家歌劇院

2016年9月、2005年の入札から約11年の歳月を経てオープンした。

伊東豊雄の設計。台湾には伊東豊雄の設計した最新の現代建築が数多い。

台中のオペラハウス内は3つの劇場で構成され、最も大きい大劇院は2007席を収容する巨大な劇場。

均質なグリッド(格子) の美学を追究し、合理性と抽象性のもとに多様性をそぎ落としてきたモダニズム建築に対し、伊東豊雄は台中オペラハウスの設計にあたり、より複雑で豊かな秩序を内包する「エマージング・グリッド(生成するグリッド)」という概念で超えようとしたという。

台中オペラハウス/台中(台湾)

台中オペラハウス©hiten326

床とも壁ともつかない三次元曲面の連なりによって生まれる洞窟のような空間。

外壁には「呼吸をする気孔」と呼ばれるいくつもの小さな窓があり、昼間は自然光を取り入れ夜になると内から灯されるなど、シーンによって違う表情を見せているそう。

台中オペラハウス内部/台中(台湾)

台中オペラハウス内部©李家宇

内部は連続する有機的な曲線が美しい洞窟のような巨大な空間が広がっている。

生々しいほどの生命力にあふれ、人々の複雑で豊かな活動を受容するおおらかさを持っているかのように見える。

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台中円形野外劇場 RIBBONs(設計:渡辺誠) 地図❸

台中野外劇場/台中(台湾)

台中野外劇場(出典https://travel.taichung.gov.tw)

中文表記:円満戶外劇場

台中市民の憩いの場、文心森林公園内に建つ特徴的なフォルムの野外劇場。2009年に竣工。

柔らかい曲線を描くリボンのようなエレガントさのある白い屋根は、中国の伝統舞踊であるリボンダンスをモチーフにしている。

設計は渡辺誠と楊瑞禎聯合建築師事務所。

渡辺誠はアルゴリズムに精通し、これまでにもコンピュータ・プログラムによる形態発生の手法を本格的に取り入れたプロジェクトを手がけてきた。

リボンダンスを5枚の天蓋(RIBBONs)によりアルゴリズミックに構成させ、見る角度によって躍動感や見え方の差異を生み出している。芸術の街、台中にふさわしい野外劇場だ。

ステージ脇のスロープに植栽された木花、そこへやってくる鳥や昆虫などが台湾の生態系の豊かさを感じさせる。

都市景観の中に自然と芸術を通した憩いや楽しみを味わうことができる劇場。

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亜州大学現代美術館(設計:安藤忠雄) 地図❹

亜州大学現代美術館/台中(台湾)

亜州大学現代美術館©lienyuan lee

中文表記:亞洲大學現代美術館

亜州大学と連携した亜洲現代美術館は、プリツカー賞受賞者の安藤忠雄が設計を手がけ、2013年10月24日にオープン。

三角形の構造をした3階建ての同美術館は、台湾そして亜州大学のキャンパス内において、安藤が初めて手がけた建物。2011年1月に建設が開始され、現地にて6人の日本人職人による監督のもとで建造が進んだが、困難で時間を要する建設過程が原因で2~3か月遅延したという。

オープニングセレモニーには台湾の総統、馬英九(ば・えいきゅう)や日本からの来賓客ら約150人が参列。スピーチを行った安藤は、亜洲大学に初めて訪れたとき、キャンパス内の庭などの至るところにロダンの彫刻などの作品が設置されている光景を見たとき驚きを語った。

安藤が設計した三角形の建物は「三点から成る支え合い」を意味し、想像性と勇気を持って、卒業生たちを支援していく亜洲大学の願いが込められている。

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台豊ゴルフクラブ(設計:渡辺弘、アルヴァロ・シサ) 地図❺

台豊ゴルフクラブ/台中(台湾)

台豊ゴルフクラブ©http://www.taifonggolf.com.tw

中文表記:台豐高爾夫球俱樂部。

台豊ゴルフ場は、1964年に設立の台湾大手のガラス会社、台玻集団(TAIWANGLASS)の理事長・林玉嘉氏により建造された。

全体設計(ゴルフコース)は、渡辺弘氏(ゴルフコース・デザイナー)によるもの。地形を活かして設計された18ホールは、各ホールそれぞれに個性があり、変化に富んだコースとなっている。

新しいクラブハウス(通称:シザ会館)は、1992年にプリツカー賞を受賞したことで有名なポルトガル人建築家、アルヴァロ・シサが設計(1933年6月25日~)。

アルヴァロ・シサは、著名なポルトガルの建築巨匠。シサが手がけたプロジェクトとしては、ドイツの「ヴィトラ・キャンパス」が有名である。

台豊ゴルフクラブ/台中(台湾)

台豊ゴルフクラブ©http://www.taifonggolf.com.tw

アルヴァロシザは、ミース・ファン・デル・ローエやル・コルビュジエに強く影響を受けたモダニズム建築の継承者と言われている。直方体や有機的な曲面、彫りの深い小さな連続窓などの幾何学的な形態と、できるだけ少ない種類の材料を使った簡素なスタイルが特徴。

打放しのコンクリートで仕上げたクラブハウスは、究極的にシンプルなスタイルをゴルフスポーツと見事に融合させ、台豊ゴルフ場の斬新な特色となっている。

なお、このクラブハウスはゴルフコースを利用する人のみが見学可能(一般見学不可)。

ゴルフコースを利用しない一般の建築ファンの見学多く、クラブハウスの運営に支障をきたしかねないため、部外者の見学が見つかると、追い払われる。

関連サイト:台豊ゴルフクラブ シザ会館

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